
FXを行っている方にとっては、あまり聞きたくないというか絶対にそうなってはいけないと思っている事があり、それは
●ロスカット
になります。そして、これは海外FX会社のXMにもロスカットルールがあり、このロスカットルールに引っ掛かってしまうと強制決済が行われる事になります。
そして、ロスカットになる=大きな損失となってしまうため、FXでは普段からロスカットに注意しながら取引を行う必要があります。
ただ、FXを行っている方、特にFX初心者の方の中には、あとどのくらい損失が増えるとロスカットになるのかが分からないという方がいると思いますので、今回の記事では、
●XMロスカットの計算方法
について解説します。ロスカットまでどの程度余裕があるのか?を知る事は、FXにおいてとても重要になります。
ロスカットとは
ますは、ロスカットについて解説します。このロスカットとは、顧客の損失がこれ以上大きくならないように、あらかじめ決められた証拠金維持率に到達した場合に、FX会社側で自動的に決済される仕組みです。
そして、このロスカットは自動的に決済されるため、損失が確定する事になりますが、それ以上の損失を防ぐという意味においては、顧客の証拠金を守ると言えます。
もっとも、基本的にはロスカットになるという事は相場の読みを間違えていた事になるため、ロスカット前に損切りを行い、次のチャンスを待った方が良いです。
XMロスカットの計算方法について
XMでは、証拠金維持率が50%以下になるとマージンコールとなり、証拠金維持率が20%以下になるとロスカットになります。そして、この証拠金維持率は、下記の計算式によって算出する事が可能です。
証拠金維持率の計算式
証拠金維持率の計算式は下記の通りとなっています。
有効証拠金(口座残高+含み損益)÷必要証拠金(レート×取引数量÷レバレッジ)×100
それでは、下記の条件によって証拠金維持率の計算を行ってみます。
XMスタンダード口座
口座残高→30万円
為替レート→1ドル=100円(含み損0)
取引数量→10万通貨
レバレッジ→888倍
有効証拠金(30万+0)÷ 必要証拠金(100×10万÷888)×100≒2,664%
この場合の証拠金維持率は2,664%になります。もっとも、含み損が0円なので証拠金維持率は高くなっています。
次は、1ドル=99円になった場合の証拠金維持率を計算してみます。
有効証拠金(30万-10万円)÷ 必要証拠金(99×10万÷888)×100≒1,794%
この場合の証拠金維持率は1,794%となり、やはりロスカットまでにはかなり余裕があります。それでは、この条件下でどの程度為替レートが動いたらロスカットされるのか?についてですが、それは下記の通りになります。
●1ドル=97.03円になった場合
有効証拠金(30万-29.7万円)÷ 必要証拠金(97.03×10万÷888)×100≒27.4%
つまり、この条件下では、1ドル=97.03まではロスカットされませんが、97.02になったらロスカットされる計算になります。(厳密に言えば、97.02252以下)
XMには証拠金計算ツールがあります
ここまで、XMのロスカットまでの計算について解説してきましたが、実はXMでは簡単に必要証拠金を計算するための計算ツールが用意されているため、この計算ツールに必要条件を入力すると、すぐに必要証拠金を算出する事が可能となっています。
まとめ
FXトレーダーにとっては、ロスカット=大きな損失が確定するため、常にロスカットにならないためのポジション取りを行う必要があります。もっとも、XMではゼロカットシステムを採用しているため、証拠金以下の損失になる可能性はありません。
ただ、時として為替相場が自分の思っている方向とは反対に動く事があるため、そういった場合にはロスカットまで待つのではなく、早めの決断をお勧めします。
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