海外FXで発生する税金はうまく隠せば、ばれない?

消費税や住民税、所得税など私たちの生活には様々な税金が存在しており、できれば支払いたくないものとなっています。海外FXは今いる国の外で行っている取引ですが、一定以上の利益が出てしまえば税金が発生します。こうした厄介な税金ですが、うまく隠してバレないようにする方法というのはないのでしょうか。今回はそうした税金をばれないようにする方法についてお話します。

海外FXであっても税金逃れはできない

「どうすれば税金の支払いを逃れられるのか?」と期待している人にとっては申し訳ないのですが、税金の取り立てから逃れることはどうやってもできません。そのためばれないようにするというのは不可能です。

国家は税金の取り立てに力を入れています。税金とは国家を運営するために必要なお金であり、市役所に努めている公務員だけでなく警察や消防車、自衛隊(他国では軍隊)は税金によって運営されています。そのため税金がしっかりと取り立てられなくなると、犯罪者を取り締まれない、火事が起きてもどうにもできないなど人々の生活に大きな支障が出ることから、税金の取り立てはしっかりとおこなわれます。

いくら税金を支払わないような手立てを施したとしても、一時的にごまかせるだけであり、支払いからは逃れることができません。発覚しまえばペナルティも受けてしまいますので、逃れる方法を考えるよりも、しっかりと納めてしまったほうが結果的に安く済むようになります。

 

海外FXの税金逃れを防ぐために実施されている2つの手段

国家は税金逃れを防ぐためにはどういった対策をしているのでしょうか。

実際におこなわれている対策の1つは「国外送金等調書」。国内の銀行と海外の銀行で100万円以上の送金がおこなわれたときに発行される調書であり、金融機関から税務署に提出される法定調書のことです。金融機関側で提出する書類であることからトレーダー側の意思に関係なく提出されます。調書には「送金者(受領者)の氏名と住所」「送金をした年月日」、「口座の種類や口座番号」「送金金額と送金理由」などが記載されます。記載する項目からわかる通り、入金・送金に関することのほとんどが書かれるといってよいでしょう。

2つ目は「租税条約等に基づく情報交換」です。金融庁がおこなっている税金逃れ対策で、自国の税務当局と他国の税務当局の間で情報を交換して、脱税者を探し出すという仕組みになっています。税金逃れを防ぎたいのは日本だけではありません。アメリカやイギリス、トルコなどほぼすべての国家は税金を使って運営をしていることから、税金の取り立てはどの国でも重要事項となっているからです。そうした事情から情報交換などは積極的に実施されています。

また税金逃れ対策というのは各国でも優先順位が高くになりつつあります。グローバル化の影響で、大きな企業ほど様々な国で経済活動をするようになりました。そうした様々な国で活動している企業では、税金逃れをする方法も国と国の隙間を狙った方法へとシフトしています。

実際におこなわれている方法の1つが、国や経営者の本籍地を、タックスヘイブンと呼ばれる租税回避地に置くというものです。(タックスヘイブンに本籍地を置くというのは私たちでもできますが、一定日数以上同じ国に住んではいけないなどの制限があるため、利用するのは現実的ではありません)

こうした国を超えた仕組みを使って税金逃れをされてしまうと、国家としてもかなりの痛手をこうむってしまうことから、他国と連携してでも税金をしっかりと取り立てる方向へシフトしつつあります。

100万円未満の入出金であっても税金は支払いからは逃れられない

国外送金等調書によって100万円以上の入金ないし出金はすぐにばれてしまいます。では「1回の入金や出金の金額を100万円未満にすれば発覚しない」のでしょうか。残念ながら出金額を100万円未満にしたとしても、利益が一定額以上出ていれば最終的に発覚してしまいます。

得られた利益が少ないときは別ですが、かなり大きな利益を得た場合、100万円未満の出金で利益を取り出そうとすると何回も出金操作を行うことになります。そうした記録はすべて金融機関に残っており、税務署などの要請があればすべて閲覧ができてしまいます。入金や出金情報のすべてを見られることから利益額などもすべて割り出されてしまいますので、100万円未満であっても逃れられないといってよいでしょう。

 

まとめ

グローバル化が進んだ影響で、多国籍企業の脱税方法が進化しました。税金は国家の運営資金であり、逃れられると国家としても痛手をこうむることになります。そのためほかの国と情報交換するなど連携して税金逃れを防ぐなど、税金逃れを防ぐ手立てもまた進化しました。

そうした多国籍企業と国家のいたちごっこにより、税金の調査方法や取り立て方法は進化した影響で、海外FXの利益に関する税金もしっかりと取り立てられます。そのため個人で税金逃れをするというのは実質的に不可能です。たとえ今は逃れたとしても、残り続ける問題であるため、隠すよりもルールにのっとって収めてしまったほうがよいといえるでしょう。

 

隠せず堂々と税金を納めましょう。

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